おいしい紅茶の入れ方 |
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紅茶の入れ方といっても、そう堅苦しく考えることはありません。緑茶を入れる感覚で楽しみましょう。基本的には、人数より1杯分多く入れるのがコツです。1人分なら2杯分、2人分なら3杯分という具合です。でも、なぜそのようなことをするのでしょう?あたりまえのことですが、葉が水分を吸ってしまう分、出来上がりの紅茶が少なくなってしまうからです。ポットのための1杯といってかならず多めに作ります。ご飯を炊くとき、1合だけ炊くよりもたくさん炊いたほうがおいしいのと同じです。
次に道具ですが、それほど特別なものは必要ありません。下の図のものが揃えばほとんど完璧です。 |
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ティーポットまたはサーバー |
ティースプーン |
2〜3人用が便利。細身のものより丸
みのある形が好ましいです。 |
コーヒースプーンよりかなり大きめ。紅茶の葉を計量するのに使います。専用の計量スプーンもありますが普通はこれで十分。山盛りで3g、小さめの山盛りで約2gが目安です。 |
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ティーカップ |
タイマーは砂時計 |
茶こし
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口が広く、紅茶の色がわかる内側の白いもの |
蒸らし時間を計ります。 |
葉をこすのに使います。 |
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ミルクジャグ |
お湯さし |
ティーキャディー |
ミルクティー用に |
お湯を加えて紅茶を好みの濃さに薄めるためのものです。 |
紅茶を保存する容器。 |
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紅茶の入れ方 |
道具が揃ったところで、さっそく次の手順で紅茶を入れてみましょう。 |
1 |
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水道水は臭みがあるので、浄水器の水か市販のボトル入りの水を使ってはどうでしょう。大切なのは沸かし方です。完全に沸騰したら、ぐらぐら煮立たせずに火を止めます。沸騰したてのお湯にたっぷりと酸素が含まれているため、葉がよく回転するからです。ぬるいお湯だと葉は浮いてしまい、逆に沸かし過ぎのお湯だと葉は沈んでしまいます。どちらも紅茶の成分を十分に抽出できないのです。 |
お湯をわかす |
2 |
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ポットとカップをあらかじめ温めておきます。 |
3 |
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ティースプーンで計って葉を入れるのですが、葉の量は1人分を作るのなら2杯分を、2人分なら3杯分をいれます。葉の大きさによって入れる1杯分の分量は、OPが3〜4g、BOPが3g、BOPFは2gです。たとえばOPで1人分を作るには6〜8gの葉を入れます。 |
ポットに紅茶の葉を入れる |
4 |
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お湯の量は1杯分が150ccです。かならず沸騰した直後のお湯を使ってください。 |
5 |
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蒸らしの時間は、葉の大きく、グレードが高いほど長くかかります。OPなら5分、BOPなら3分、BOPFは2分を目安にしてください。また、ポットにコジーをかぶせるとお湯が冷めません。 |
蒸らす |
6 |
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濃いときはお湯で薄めてください。 |
茶こしでこす |
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ミルクティーの入れ方〈イギリス式〉
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アイスティーの入れ方 |
1
普通の紅茶の1.5倍の濃さの紅茶を作ります1杯分の目安はセイロンのBOP5gお湯150cc、蒸らし時間は3分です。
2
人肌にあたためたミルクをカップに注ぎ次に紅茶を注ぎます。
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1
2倍の濃度の紅茶をつくります。
2
グラスと茶こしに氷を入れゆっくり紅茶を注ぎます。
急冷することで白濁が防げます。 |
ミルクが先か、紅茶が先か?紅茶の国、英国でもこれはよく論争されますが、一般的には、ミルクを先に入れる人が多いようです。こうするとカップに茶渋がつかないということです。それからよくあるクリームは使わないでください。クリームの脂肪は紅茶の風味をなくしてしまいます。ミルクティーはミルクを入れましょう。 |
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ティーバッグをおいしく |
チャイの入れ方〈1人分〉 |
1、カップをあたためます。
2、お湯を注ぎ、ティーバッグを入れます。
3、ソーサーをかぶせて好みで2〜3分蒸 らします。
または
1、サーバーとカップをあたためます。
2、サーバーにお湯を注ぎティーバッグを 入れます。
3、2〜3分蒸らしてから、カップに注ぎ ます。
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1、鍋に120ccの水を入れ沸騰した4gの 葉を加えてそのまま2分煮ます。
2、シナモン、カルダモン、クローブを好 みで加え、かきまぜながら30秒煮ます。
3、さらに牛乳を100cc加え沸騰したら火 を止めます。
4、茶こしでこしながら、カップに注ぎ好 みで砂糖や蜂蜜を加えます。
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